2009年01月06日

お受験熱に対する考え



最近の新聞に、お受験に関する記事がありました。

この不景気で給料がカットされても、子供の受験費用は絶対に削らないという家庭が多いそうです。

これから本格的な受験シーズンを迎え、
家庭の雰囲気は職場よりもピリピリとしているという話がありました。


正直、恐ろしいと思います。


小学生の子供に遊ぶ時間を削って中学受験をさせること自体も個人的には理解できませんし、
本来もっとも安らぐことができる家庭がピリピリしているなんて考えられません。

そのような環境にいる子供がどれほどストレスを溜めているか、
親たちは分かっているのでしょうか?
私が子供だったら絶対に耐えられません。

その記事にも書いてありましたが、
小学生の頃から強制的に勉強をさせたが、
高校生ぐらいで非行に走り、今でも親を恨んでいる人がいるとか。

当たり前だと思います。
私だって、そんな環境で育てられたら、いつか家出をすると思います。


勉強することは大切ですが、自らの意思で勉強することが大事だと思います。

親主導のお受験は、人から言われないと何もできない人が増えてくるため、
日本全体の視点からも見ても大変危機感を感じます。


子供の頃は思いっきり外で遊んで、勉強がしたくなればすれば良いと思います。
私は小学生時代、家で勉強した記憶がありません。
成績はもちろんよくありませんでしたが、親含め全く気にしていませんでした。


私の周りにいる、いわゆる一流大学を卒業している人たちの中で、
小学生の頃からお受験をしていた人は、ごくわずかです。

結局、そういう結果になるのです。

早くから勉強させようが、勉強させまいが、
最後は本人の意思に委ねられるのです。


進学校や一流大学に合格することが重要なのではなく、
「生きる力」を養うことが重要だと思います。

子供の受験ばかり気にしている親には、早くそのことに気付いて欲しい。
日本と、その親の子供のために。




Posted by 宮脇 伸二 at 13:12│Comments(5)
この記事へのコメント
宮脇さんの子供さんは幸せですね!
勉強したいときにすればいいよって、父親が言ってくれるんですもんね!

私が、母親になったら、子供に中学受験させたいかも・・・
数学の塾には絶対行かせたいです・・・
Posted by 杉谷 at 2009年01月06日 17:17
杉谷さん、やめときなよ。。。
Posted by 宮脇 at 2009年01月06日 18:27
塾って教育のアウトソーシングのように見えるけど、その本質は親が教育を放棄して金で解決しようとしている姿勢だと思います。
親自身が勉強してないのに、その背中を見ている子供が勉強する気になんてなるかよ、と思う。

もし我が子に昭和世代と同じような画一的な従順歯車人間になってほしかったら塾に通わせたら。
でもそのときは今の騒ぎすぎマスコミでご覧の通り、正社員→ハローワーク→派遣社員→無駄な団体請求活動→ハローワーク→アルバイト→ハローワーク→路頭→さよなら、っていう構図を押しつけることになりますよ。
Posted by ストラテジアまえけん at 2009年01月07日 10:04
子供自由が一番。大賛成ですよ。
Posted by エンドライン山本 at 2009年01月07日 12:06
前田さんも山本さんも同意見で嬉しいです。経営者は同じ感覚の人が多いのかもしれませんね。
Posted by 宮脇 at 2009年01月07日 15:41
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